介護用品レンタルを利用するのは初めてというご利用者のために、介護保険制度の基本や介護用品の選び方など、よくお尋ねいただくご質問とその回答例を紹介いたします。
介護が必要になった高齢者やそのご家族を社会全体で支えていく仕組みです。 40歳以上の人が支払う「保険料」と「税金」とで運営されています。運営者(市町村・東京23区)を「保険者」、介護が必要になったときにサービスを受けることができる人のことを「被保険者」といいます。
まずは、お住まいの地域の保険者から要介護認定を受ける必要があります。保険者に申請してから、およそ30日で認定結果が通知されます。認定後、介護支援専門員(ケアマネジャー)とともにケアプランを作成します。ケアプランに基づいて、サービス提供事業者と契約を結び、サービスを利用します。
ご自宅で生活しながら受けるサービス(居宅サービス)と、施設に入所するサービス(施設サービス)があります。介護用品サービスは、居宅サービスに位置づけられています。
1ヶ月の利用限度額は、要介護度により異なります(下図参照)。ただし、介護用品販売は10万円/年、住宅改修は原則20万円/一生涯が上限となります。転居や「介護の必要の程度」が3段階以上上がった場合は、新たに20万円までの費用が対象となります。
居宅サービス費 | 住宅改修 | 福祉用具 | |
---|---|---|---|
要介護5 | 362,170円 | 200,000円 | 100,000円/年 |
要介護4 | 309,380円 | ||
要介護3 | 270,480円 | ||
要介護2 | 197,050円 | ||
要介護1 | 167,650円 | ||
要支援2 | 105,310円 | ||
要支援1 | 50,320円 |
介護保険での「購入」はできません。購入する場合は、全額自己負担となります。ただし、「レンタル」の対象にはなっていますので、レンタルする場合は1ヵ月のレンタル料の1割負担(※)でご利用いただけます。このように、「レンタル(福祉用具貸与)」と「購入(特定福祉用具販売)」とで、対象となる介護用品がそれぞれ異なります。介護用品のうち、ご利用者の肌に直接触れる用具(例:トイレ用具・お風呂用具など)はレンタルではなく購入費が補助されます。
加齢とともに身体機能が低下した高齢者、あるいは障害者が日常生活を営むうえで役に立つ便利な用具のことです。介護者の負担を軽減してくれるものもあります。本人の身体状況や環境に合わせるため、さまざまな福祉用具が開発され普及しています。
福祉用具・介護用品のレンタルには、以下の5つのメリットがあります。
ヤマシタまでご相談ください。 福祉用具専門相談員の資格を持った900名以上の社員が、ご利用者やご家族の希望を伺いながら、適切な福祉用具・介護用品をご提案いたします。
介護保険で福祉用具・介護用品を利用する際、ご本人やご家族の希望に応じて、その方の状況にあった福祉用具・介護用品の選定相談などを行う専門職です。納品後も常に最適な福祉用具・介護用品を使用していただけるよう、定期的にご自宅を訪問して、ご利用状況の確認やメンテナンスを行います。
介護保険の認定を受けた場合、ご自身でお支払いただくレンタル料は、介護保険の利用者負担割合に応じた金額のみです。詳しくは当社スタッフまでお問い合せください。 (例) 月額レンタル価格:15,000円/月→利用者負担割合が1割の場合:1,500円/月
交換できます。介護の状況は常に変化しており、またどんな用具が自分に合うのかも実際に使ってみて初めてわかることもあります。その時々の状況に合わせて福祉用具・介護用品を交換できるのもレンタルの良さです。
どんなに優れた用具でも故障や汚れはつきものです。レンタルしている福祉用具・介護用品なら、お近くの営業所までお気軽にご連絡ください。交換などのご要望にお応えします。
納品してから概ね10日以内の使用状況の確認とその後の定期訪問で、ご利用状況の確認とメンテンナンスを行います。その際に故障などございましたら、速やかに修理・交換いたします。
施設入所中でも福祉用具・介護用品のレンタルはできますが、介護保険による補助を受けることはできません。ただし、施設によっては、介護保険を利用して福祉用具・介護用品をレンタルできる場合もありますので、入所している施設にお問い合わせください。
入院中は介護保険を利用することはできませんが、退院に向けて在宅での生活をイメージすることは大切です。ヤマシタでは、入院中から病院のスタッフやその他の在宅支援スタッフと連携して退院後の生活を支援いたします。ぜひお問い合わせください。