「正しく生きる、豊かに生きる」の企業理念のもと、 日本を支える事業を展開する代表取締役社長 山下和洋の想いをご紹介します。
ヤマシタのサイトにアクセスいただき、ありがとうございます。
当社の企業理念は「正しく生きる、豊かに生きる」です。この企業理念は、当社の変わらぬ「軸」であり、我々が体現し続けるものです。時代によって社会構造や価値観は変化し続けるからこそ、我々は「正しさとは何か」「豊かさとは何か」を追求する姿勢を持ちながら生きたい、という想いが込められています。
当社は元来静岡発祥のリネンサプライ会社であり、長年老舗としてお取引頂いているお客様、メーカー様のおかげで今まで事業を営んで参りました。企業成長の中で、今後の日本社会を支えるような事業に参画したいという想いから、福祉用具レンタル事業にも展開しました。現在日本は、莫大な赤字国債の増加から歳入と歳出の基本財政収支が崩れています。その中で喫緊の課題として挙げられるのが、社会保障費の適正化と効率化です。我々はこの課題解決を担う重要な要素が、福祉用具レンタルサービスであると確信しています。
福祉用具レンタルから日本の超高齢社会を、リネンサプライから日本の医療・観光拠点を支援します。これらのレンタル・リーススキームを軸に「お客様から最も選ばれる事業を展開する」ことが当社の方針であります。
我々は、企業理念「正しく生きる、豊かに生きる」を基に創業以来60年以上、社会貢献してきた事を自負しております。日本の未来をより豊かにする為、邁進していきますので、今後ともヤマシタへの一層のご理解、ご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
私は、物心ついた時から、創業者である祖父、2代目社長である父から「お前は将来この会社の社長になれ」と言われ続けて育ちました。
幼心にも私はその期待に応えたいと思いました。小学校低学年では、夏休みの自由研究で当社のリネンサプライ工場をテーマにした事で、父から内容の監修を受け本格的なレポートになりました。小学校の卒業論文では、まだ施行されていない介護保険制度をテーマに研究しました。父は24時間365日仕事の事を考えて生活している人だったので、遊んでもらった記憶はほとんどありません。新卒でヤマシタに入社し、短い間でしたが一緒に仕事する中で生まれた会話は、私にとって最高の財産です。
私が25歳の時、父が交通事故で急逝し、社長就任が決まりました。当時、長年ヤマシタを支えてくれた経営幹部、現場で多くの課題・改善に取り組んでくれた社員と共に今のヤマシタと私があります。
以前と変わらず弊社のサービスをご利用頂いたお客様と取引先の皆様のおかげで、当社は、2023年に60周年を迎えました。私は、当社に関わるすべての人々が、我々のサービスを通じて「より豊かになる」ことで恩返しをして参りたいと強く想っております。
トップである私自身が率先して成長を続けながら全社員と共に、世界のより多くの人が今よりも自己実現できる未来社会を創って参ります。
代表取締役社長
25歳、経営未経験で私が社長に就任し、すぐに痛感したのが資本主義経済の厳しさです。当時のヤマシタは、会社の経営状態も悪化しているなか、経営未経験の3代目が社長に就任したという状況で、他社からはリーズナブルに買収ができそうだと見られていたと思います。実際に同業他社や業界外の大企業からも買収提案や会食依頼が数多く来ていました。
そのような経験から、私は経営者になるということは、未上場・上場、年齢、経験などは関係なく、お客様や社員などステークホルダーの皆さまに選ばれるかどうか、という無差別級の戦いに挑むことであると思いました。そのうえで、将来を見通したときに、このVUCAの時代では、さらなる競争の激化が予想されるなか、ヤマシタの当時の規模感から考えても、さらなる規模の拡大を目指せる人でないと経営者になってはいけないと感じました。
その規模の拡大を目指す決意として、掲げたのが2050年までに売上高1兆円という目標です。人生をかけて挑む目標を決意するには、それにふさわしいタイミングがあります。私の場合、それは父の交通事故による急逝で延期になってしまった弟の結婚式が行われるはずだった日の夜、弟と一緒に飲んでいた時でした。父を失った喪失感に浸る間もなく会社を継ぎ、規模の拡大を目指さなければならないという責任感を強く感じる中で、弟にとって特別な日になるはずだった日に、私自身もその決意を言葉にしたいと思い、私はその時飲んでいたボトルに「1兆円を目指す」と書き込んだのです。
売上高1兆円の会社とは、もしその会社がなくなったら他社のサービスではお客様や社員の皆様が物足りなくなったり、困ったりするくらい「No.1の価値」を提供し続けている会社だと考えています。ヤマシタは今後も、No.1の価値を提供できる領域がどこか見定めながら、新たな価値を提供し続ける会社を目指します。そして、それが「正しく生きる、豊かに生きる」という企業理念を体現することであると考えています。
この目標は、私がもし達成前に社長ではなくなる時が来たとしても、私が先代、先々代からバトンを受け継いだように、必ず次の社長に繋ぎたいバトンであり、この目標にコミットできない人には社長を任せられないとも考えています。